icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻11号

2006年10月発行

文献概要

増刊号 新しい臨床検査・未来の臨床検査 各論 5.感染症検査

ノート ヘリコバクター・ピロリ感染の診断と治療の手順

著者: 高木敦司1

所属機関: 1東海大学医学部内科学系総合内科

ページ範囲:P.1244 - P.1245

文献購入ページに移動
 はじめに

 消化性潰瘍は,いったん治療を中断すると,容易に再発がみられるために,酸分泌抑制薬による維持療法が必要であった.ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)は,慢性胃炎患者の胃粘膜より分離培養されたグラム陰性の桿菌である.H. pyloriは胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者からも,高率に検出される.一方,本菌の除菌により潰瘍の再発が防止されることが明らかにされて,わが国においても2000年11月には胃潰瘍・十二指腸潰瘍に対してのH. pyloriの除菌療法が保険で認められている.本稿では,H. pylori感染の診断と治療の手順についてまとめた.

参考文献

1) 科学的根拠に基づく胃潰瘍診療ガイドラインの策定に関する研究班 編:EBMに基づく胃潰瘍診療ガイドライン,じほう社,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら