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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻11号

2006年10月発行

文献概要

増刊号 新しい臨床検査・未来の臨床検査 各論 5.感染症検査

4 結核菌群リファンピシン耐性遺伝子同定検査

著者: 福永肇1

所属機関: 1山口大学大学院情報解析医学系学域ゲノム・機能分子解析分野

ページ範囲:P.1250 - P.1252

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 はじめに

 近年,薬剤耐性の結核菌が問題となっている.結核の治療に用いられる薬剤に対してそれぞれ一定の頻度で耐性菌が出現するので,結核の治療は多剤併用が一般的である.ところが治療前の結核菌が特定の薬剤に耐性の場合,多剤併用の治療効果が損なわれるだけでなく,多剤耐性結核菌を生み出してしまう可能性もある.これを防ぐためには,薬剤感受性を調べて適切な薬剤を選択する必要がある.

参考文献

1) 樋口武史,伏脇猛司,田中奈加子,他:Line Probe Assay(LiPA)によるリファンピシン耐性結核菌群の溶痰からの直接検出.結核 79:525-530,2004
2) 阿部千代治,尾形英雄,河田兼光,他:Line Probe Assay(LiPA)によるリファンピシン耐性結核菌の検出.結核 75:575-581,2000
3) 鈴木定彦,田丸亜貴,RuhulAmin,他:結核菌の薬剤耐性検査 薬剤耐性に関与する遺伝子と迅速診断への応用の可能性.臨床と微生物 25:795-801,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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