文献詳細
増刊号 新しい臨床検査・未来の臨床検査
各論 5.感染症検査
文献概要
はじめに
結核の確定診断は,結核菌の証明が必須となる.感染症において菌を証明する方法として,菌自体の検出,抗体値の測定,病理組織などさまざまな手法があるが,結核菌検出においては他菌と異なり補助診断が少なく,菌の発育も遅く,迅速に診断し難い場合が稀ではない.今回,院内感染対策としても重要な肺結核診断のための検査について報告する.
結核の確定診断は,結核菌の証明が必須となる.感染症において菌を証明する方法として,菌自体の検出,抗体値の測定,病理組織などさまざまな手法があるが,結核菌検出においては他菌と異なり補助診断が少なく,菌の発育も遅く,迅速に診断し難い場合が稀ではない.今回,院内感染対策としても重要な肺結核診断のための検査について報告する.
参考文献
1) 佐々木結花:患者発見の遅れの研究.結核 77:621-625,2002
2) 日本結核病学会予防・治療合同委員会:核酸増幅法による結核菌検査の臨床での利用について.結核 70:711-712,1995
掲載誌情報