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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻11号

2006年10月発行

文献概要

増刊号 新しい臨床検査・未来の臨床検査 各論 5.感染症検査

ノート HCV検診における検査の手順

著者: 横須賀收1 稲田麻里1

所属機関: 1千葉大学医学部腫瘍内科

ページ範囲:P.1274 - P.1279

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 はじめに

 わが国には,100~200万人のC型肝炎ウイルス(hepatitis C virus,HCV)感染者がいると推定され,また年間3万人を超える肝癌死亡総数の約8割がHCV感染を伴っている.そこでC型肝炎ウイルス感染に起因する死亡を効果的に減らすことを目的として,厚生労働省では平成14年度(2002年)からC型肝炎等緊急総合対策を推進する一環として,C型肝炎ウイルス検診事業を開始した.検診を行うことにより,肝炎ウイルスに関する正しい知識を普及させるとともに,住民が自身の肝炎ウイルス感染の状況を認識し,必要に応じて保健指導などを受け,医療機関に受診することにより,肝炎による健康障害を回避することを目指すものである.

参考文献

1) 社団法人日本肝臓学会:慢性肝炎診療のためのガイドライン,2006
2) 財団法人ウイルス肝炎研究財団:HCVとC型肝炎の知識,改訂3版,2003
3) 厚生労働省:C型肝炎について,平成18年3月改訂,改訂第6版,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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