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増刊号 新しい臨床検査・未来の臨床検査 各論 5.感染症検査
19 ノロウイルス検査
著者: 宇田川悦子1
所属機関: 1国立感染症研究所ウイルス第二部
ページ範囲:P.1298 - P.1302
文献購入ページに移動冬期嘔吐下痢症および集団食中毒の原因ウイルスの一つであるノロウイルスは,小型球形ウイルス(small round structured virus,SRSV)の一部でノルウォーク様ウイルス(Norwalk-like virus,NLV)と以前呼称されていたが,遺伝子解析が進んだ結果,2002年国際命名委員会がカリシウイルス科ノロウイルス(GenotypeⅠとGenotypeⅡの2群)と命名した.本ウイルスは,冬期の集団食中毒事件だけでなく,ヒト-ヒト感染による散発例や家族内感染例も多数報告されており,公衆衛生上重要なウイルス性疾患である.
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