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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻12号

2006年11月発行

文献概要

病気のはなし

胃癌

著者: 福田能啓1 富田寿彦2 堀和敏2 坂上隆3

所属機関: 1兵庫医科大学臨床栄養部 2兵庫医科大学内科・上部消化管科 3兵庫医科大学内視鏡診療部

ページ範囲:P.1374 - P.1380

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サマリー

 胃癌は,わが国において減少傾向にあるとはいえ,いまだに死亡率の高い重要な疾患である.検診の普及と内視鏡検査の進歩により早期発見が可能となり,内視鏡治療により患者の生活の質(quality of life,QOL)の向上とともに,予後が改善している.胃癌とヘリコバクターピロリ感染との関連性が指摘され,ヘリコバクターピロリ感染の早期発見とその除菌が,胃癌発生のリスクの低減に役立つと考えらる.

参考文献

1) 厚生の指標:2000年『国民衛生の動向』.厚生統計協会,2004
2) 日本胃癌学会(編):胃癌取扱い規約,第13版.金原出版,1999
3) 三輪潔(編):全国胃がん登録調査報告,第55号.p52,三輪胃がん登録研究所,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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