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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻12号

2006年11月発行

文献概要

検査じょうほう室 生理 心電図の読みかた・11

ECGセルフチェック(1)―不整脈編

著者: 南家俊彦1 三宅良彦1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学循環器内科

ページ範囲:P.1420 - P.1425

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 これまで10回にわたって心電図を読むための基本から臨床現場における不整脈まで勉強してきました.これからの2回は,心電図の理解度に関するセルフチェック,心電図の演習,日常臨床における指針として役立ててください.

ケース1から学ぶ(図1)

 1 . 本心電図の所見

 ①基本調律のP波リズムより早期に出現する不整脈がある.

 ②QRS波は,正常なものと同一なものが多い(心室内変行伝導があればQRS波も変形する).

 ③しばしばQRS波の前にP波を伴う.

 ④早期に出現したP波は正常なP波と形状が異なる.

参考文献

1) 南家俊彦,三宅良彦:日経メディクイズ3【心電図】.日経メディカル 5:75-76,2002
2) 南家俊彦,中沢潔,三宅良彦,他:運動負荷試験誘発心室頻拍の臨床的特徴.心電図 20:619-627,2000
3) 南家俊彦,三宅良彦,龍祥之助:心房細動と心房粗動.三宅良彦(編):今さら聞けないモニター心電図,第1版.照林社,pp32-37,2003
4) 南家俊彦,村山正博:失神.杉本恒明,小俣政男(編):内科鑑別診断学,第2版.朝倉書店,pp20-31,2003
5) 五十嵐正男,山科章:心房細動,心房粗動.不整脈の診かたと治療,第5版.医学書院,pp78-103,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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