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超音波検査では,非侵襲的に血行動態を定量評価する方法として,心エコーだけでなく,腹部エコーや血管エコーでもドプラ法による評価まで求められることが多くなった.現在の超音波装置はデジタル化され,ドプラ検出感度は高くなり,ドプラ法による流量評価や,血管抵抗,圧の推定など臨床上重要な評価が可能である.また心エコー法では,ドプラ法により血流の情報だけでなく,心筋の動きを評価する組織ドプラ法が応用されるようになり,従来主観的な評価にとどまっていた心筋の壁運動の定量評価や壁運動の時相解析など,定量的評価の有用性が臨床で重要視されている.
超音波検査では,非侵襲的に血行動態を定量評価する方法として,心エコーだけでなく,腹部エコーや血管エコーでもドプラ法による評価まで求められることが多くなった.現在の超音波装置はデジタル化され,ドプラ検出感度は高くなり,ドプラ法による流量評価や,血管抵抗,圧の推定など臨床上重要な評価が可能である.また心エコー法では,ドプラ法により血流の情報だけでなく,心筋の動きを評価する組織ドプラ法が応用されるようになり,従来主観的な評価にとどまっていた心筋の壁運動の定量評価や壁運動の時相解析など,定量的評価の有用性が臨床で重要視されている.
参考文献
1)日本電子機械工業会(編):医用超音波ハンドブック.コロナ社,1985
2)遠田栄一:1 . 検査の進め方.日本超音波検査学会(監修).心臓超音波テキスト.医歯薬出版,pp13-17,2002
3)渡辺文督,竹中克:1-7 ドプラ心エコー図法の原理と臨床への応用.日本医師会(編).心エコーのABC.中山書店,pp68-75,1996
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