icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻13号

2006年12月発行

文献概要

コーヒーブレイク

患者さんから学んだこと 3 糖尿病療養指導士によるSMBG指導

著者: 横山有子1

所属機関: 1渡辺内科クリニック

ページ範囲:P.1499 - P.1499

文献購入ページに移動
 当院ではSMBG(self montoring of blood glucose)を導入する場合,それぞれの患者さんに適した方法で段階的に指導を進めています.患者さんが自主的にSMBGを始める場合はともかく,インスリン治療に伴って始める場合には,特に患者さんの気持ちに配慮しながら慎重に進めなければなりません.また,他院から転医してきた患者さんで糖尿病歴が長くSMBGの経験年数も長い場合は,信頼関係を築くのが困難な場合も時々あります.

 SMBGをやめてしまったある患者さんはこういいました.測ったところで血糖が下がるわけじゃなし.確かにそれ自体で血糖コントロールが改善するわけではありません.SMBGの手技だけを指導するのであれば,説明ビデオと大差ありません.患者さんにとってのメリットを最大限に導き出すことでSMBGを有意義と思っていただけるのではないでしょうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?