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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻13号

2006年12月発行

文献概要

コーヒーブレイク

入院してみてわかったこと

著者: 椿哲弥1

所属機関: 1府中恵仁会病院臨床検査科

ページ範囲:P.1512 - P.1512

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 今から15年くらい前に気胸で入院したことがあった.金曜日の夜から胸痛を感じていたが,“タバコの吸いすぎかな”くらいに考えていた.翌日には胸部の違和感は感じていたが,胸痛は治まっていた.もう大丈夫と勝手に判断し,午後からは昨日納入されたスパイロメーターの調子を点検しデータを取るべく,思いっきり吸ったり,吐いたりを何回か繰り返した.“今考えると恐しい.

 しかし月曜日になっても胸部の違和感はおさまらずに,念のため内科を受診した.レントゲンで気胸と診断され,片方の肺は2/3くらいになっており,「入院だ」といわれた.仲のいい内科医に「明後日から旅行の計画があるんですが.」といったら「死にたいのか?」といわれ,あきらめて当時勤務していた病院に入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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