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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻13号

2006年12月発行

文献概要

けんさ質問箱Q&A

透析患者の心エコー検査はどう進めればよいか?

著者: 田村忠司1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学循環器内科

ページ範囲:P.1534 - P.1536

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Q.透析患者の心エコー検査はどう進めればよいか?

透析患者の場合,非透析患者に比して異なっているデータの解釈や着目ポイントを教えてください.また,透析の日時から,検査するのに適切な日時をどのように決めるのでしょうか,併せて教えてください.(飯塚市 H.K.生)


A.田村忠司

 透析患者の心エコー検査の進めかたは通常のルーチンの心エコー検査と相違ありませんが,解釈に際して留意すべき点はいくつかあります.このうち重要なのは,透析と心エコー検査との施行間隔の関係を理解したうえで結果を解釈すること,および透析患者が合併しやすい心病変を理解し心病変と透析不足や至適体重との関係を考えることです.以下に,上記2点について解説します.

参考文献

1)田村忠司,川口良人,東條克能,他:心疾患合併透析患者の至適体重評価における心臓超音波ドプラ法の有用性.透析会誌 33:1409-1416,2000
2)田村忠司:心不全と「透析心」.臨床透析 22:455-461,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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