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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻2号

2006年02月発行

文献概要

技術講座 生理

初歩から始める心電図のとりかた,読みかた

著者: 國島共之1 三宅良彦1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜西部病院循環器内科

ページ範囲:P.99 - P.105

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新しい知見

 ブルガダ症候群(Brugada syndrome)の心電図:ブルガダ症候群の診断根拠となる心電図とは,標準12誘導心電図の右側胸部誘導におけるST上昇を伴う右脚ブロック様波形である.しかし常に認められる変化ではなく,運動負荷・ピルジカイニド薬物負荷が診断を目的に行われるが重篤な不整脈発作が起こりうるので十分な注意とその対策とが必要がある.これに対して,通常のV1~3誘導の記録部位より1肋間上で記録することで,通常の記録位置では認められなかったBrugada症候群特有の心電図変化を明らかにできることがある.失神発作が疑われた症例においては,通常記録に加えて記録する価値がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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