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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻2号

2006年02月発行

文献概要

連載 失敗から学び磨く検査技術 病理標本作製法

組織凍結の際に生じるアーティファクト―標本のひび割れ/折れ曲がり/伸展不足/挫滅/メス傷

著者: 吉村忍1

所属機関: 1防衛医科大学校病院検査部病理

ページ範囲:P.137 - P.141

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 組織を凍結しての標本作製で,このように,ズタズタになってしまったり,ち切れてしまったりしたものをよくみかける.凍結するために生じたアーティファクトらしいのだが…….

 図1,2は凍結ミクロトームによる薄切時に切片が折れて割れた状態の標本で,図1は腫瘍組織,図2は凝血部分である.いずれも支持組織の弱い柔らかな組織で,薄切に際しての至適温度よりはるかに低温の状態で薄切したため生じた強度のアーティファクト像である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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