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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻2号

2006年02月発行

文献概要

検査じょうほう室 生理 心電図の読みかた・2

心電図の判読順序と正常心電図―P波,QRS波,T波,ST部分,PQ時間,QT時間

著者: 南家俊彦1 三宅良彦1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学循環器内科

ページ範囲:P.142 - P.146

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 近年の心電計にはマイクロコンピュータが搭載され,得られた心電図は自動解析されることが多くなっている.本稿では心電図の自動解析時に行われる自動解析の流れ(アルゴリズム)を参考にして,臨床現場でもスムーズに見逃すことがなく心電図の判読を行えるようにしたい,そのために必要な事項を解説する.

解析の手順に沿って

 マイコン心電計の自動解析の流れは,①QRS波の検出→②QRS波の分析→③P波の検出→④P波の分析→⑤P波,QRS波,T波,ST部分,PQ時間,QT時間の計測→⑥リズム解析の手順で行われる(図1).

参考文献

1) 南家俊彦,村山正博:心電図と心電図モニタリング.黒川清,松澤祐次(編):内科学,第2版.文光堂,pp534-541,2003
2) 南家俊彦,三宅良彦,龍祥之助:心電図の基礎.三宅良彦(編):今さら聞けないモニター心電図,第1版.照林社,pp6-11,2003
3) 南家俊彦:心電図の主要な波形.三宅良彦,平野三千代(編):心電図の見方・読み方Q&A,第1版.照林社,pp26-46,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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