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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻3号

2006年03月発行

文献概要

技術講座 微生物

微生物検査室の安全対策

著者: 小川祐司1

所属機関: 1大阪厚生年金病院細菌検査室

ページ範囲:P.235 - P.238

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新しい知見

 近年,結核菌検査は液体培地による培養法,遺伝子診断法の確立など大きな変貌を遂げ,迅速診断に大いに貢献してきた.しかし一方ではこうした新しい抗酸菌検査の操作(試料の攪拌,遠心,分注など)において,バイオハザードの最大原因となるエアロゾル発生作業が多くなり,業室内感染の危険性が増大してきた.こうした背景からバイオハザード対策として安全キャビネットや安全装置付遠心機など,感染防御の設備整備が望まれている.

参考文献

1) 山根誠久:院内感染の予防―検査室におけるバイオハザード対策.モダンメディア 41:92-102,1995
2) 日本細菌学会バイオセイフティー委員会:日本細菌学会バイオセイフティー指針・病原菌の新しいバイオセイフティーレベル分類の改正について.日本細菌学雑誌 55:655-674,2000
3) 山中喜代治:バイオハザード.検査と技術 14:1104-1105,1986
4) Pike RM: Laboratory-associated infections: Summary and analysis of 3921 cases. Health Laboratory Science 13:105-114,1976

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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