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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻4号

2006年04月発行

文献概要

連載 失敗から学び磨く検査技術 病理標本作製法

組織凍結の際に生じるアーティファクト―迅速標本作製時の組織障害 コンタミネーション/気泡跡/固定不良/乾燥/染色不良/傷

著者: 吉村忍1

所属機関: 1防衛医科大学校病院検査部病理

ページ範囲:P.352 - P.357

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 迅速標本作製中によく見られる事例だが,どうしてこういうことが起こるのだろうか.

 図1は切片の裏に薄切片の伸ばし作業時に使用する小筆の毛が混入している標本で,図2は明らかに他の切片の一部が載っている標本である.両者とも明らかなコンタミネーションの標本である.他の検体が混入するような作業は誤診の原因ともなりかねない重大なアーティファクトであり,厳重な注意を払う必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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