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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻4号

2006年04月発行

文献概要

Laboratory Practice 血液:末梢血血液像における鑑別困難な血球・4

赤血球とその異常

著者: 増田亜希子1 東克巳1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.362 - P.366

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はじめに

 赤血球の形態をしっかり観察することで,貧血その他の病態の診断において,重要な情報を得ることができる.赤血球の形態異常は一目でわかるものが多く,その意味で“鑑別困難な”ものは少ない.しかし,それぞれの形態異常の原因が何であるか,どのような病態が背景にあるかを知ることで,より有用な検査情報を提供できると考えられる.本稿では,それぞれの形態異常を生じる病態にポイントを置いて解説する.

参考文献

1) 梶浦容子,浅井正樹:赤血球形態の判別法.検査と技術 32:1271-1277,2004
2) 勝田逸郎,井野晶夫,岡本昌隆,他:赤血球系の基礎知識.平野正美(監):ビジュアル臨床血液形態学,改訂第2版.南江堂,pp11-29,2004
3) 三輪史郎,渡辺陽之輔:血液細胞アトラス,第5版.文光堂,pp89-93,pp362-370,2004
4) 日本臨床衛生検査技師会血液形態検査標準化ワーキンググループ:血液形態検査に関する勧告法,1996
5) 松尾収二:赤血球形態異常.検査と技術 34:68-169,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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