文献詳細
Laboratory Practice 血液:末梢血血液像における鑑別困難な血球・4
文献概要
はじめに
赤血球の形態をしっかり観察することで,貧血その他の病態の診断において,重要な情報を得ることができる.赤血球の形態異常は一目でわかるものが多く,その意味で“鑑別困難な”ものは少ない.しかし,それぞれの形態異常の原因が何であるか,どのような病態が背景にあるかを知ることで,より有用な検査情報を提供できると考えられる.本稿では,それぞれの形態異常を生じる病態にポイントを置いて解説する.
赤血球の形態をしっかり観察することで,貧血その他の病態の診断において,重要な情報を得ることができる.赤血球の形態異常は一目でわかるものが多く,その意味で“鑑別困難な”ものは少ない.しかし,それぞれの形態異常の原因が何であるか,どのような病態が背景にあるかを知ることで,より有用な検査情報を提供できると考えられる.本稿では,それぞれの形態異常を生じる病態にポイントを置いて解説する.
参考文献
1) 梶浦容子,浅井正樹:赤血球形態の判別法.検査と技術 32:1271-1277,2004
2) 勝田逸郎,井野晶夫,岡本昌隆,他:赤血球系の基礎知識.平野正美(監):ビジュアル臨床血液形態学,改訂第2版.南江堂,pp11-29,2004
3) 三輪史郎,渡辺陽之輔:血液細胞アトラス,第5版.文光堂,pp89-93,pp362-370,2004
4) 日本臨床衛生検査技師会血液形態検査標準化ワーキンググループ:血液形態検査に関する勧告法,1996
5) 松尾収二:赤血球形態異常.検査と技術 34:68-169,2006
掲載誌情報