icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻5号

2006年05月発行

文献概要

技術講座 血液

血液像特殊染色法

著者: 荒井智子1 片桐尚子1

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.421 - P.428

文献購入ページに移動
新しい知見

 血液細胞の観察,鑑別には普通染色法を行うことが基本であるが,幼若細胞や異常細胞などの鑑別,同定には各種血液細胞の性質を利用した特殊染色を実施する.また特殊染色の所見は急性白血病の分類に有用であり,従来FAB分類が広く定着しているが,近年,新WHO分類へと移行しつつある.特殊染色は,特異性のある細胞内の特定物質を化学的に証明するものである.マニュアルで行う染色方法は基本的に昔から変わっていないが,試薬からすべて調製を行う場合と,キット化されているものとがあるので,施設に応じて使い分けるとよい.

参考文献

1) 渡邊清明(編):慶大病院血液検査マニュアル. 医学書院,pp75-97,1991
2) 亀井喜恵子:血液検査実践マニュアル.検査と技術 28:736-746,2000
3) 日本検査血液学会(編):スタンダード検査血液学.医歯薬出版,pp108-113,2003
4) 清水長子:細胞像の見かた.検査と技術 32:1028-1030,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら