文献詳細
けんさアラカルト IMMULYZEによるACTH迅速測定法・その2
文献概要
ACTH(adrenocorticotropic hormone,副腎皮質刺激ホルモン)の基礎値,あるいは負荷試験は,早朝(06:00~08:00)空腹時,30分間以上の安静臥床の後採血を行う.しかし,この条件によるACTHの基準値設定は,外来患者に適応できず困難である.現状では,08:00~10:00が,採血時間帯として設定されていると思われる.
自施設のACTH基準値設定
本誌「IMMULYZEによるACTH迅速測定法 その1」で紹介したように本法を用いて基準値設定を行った.採血は自施設健常人ボランティアの協力を得,外来採血を開始する08:30に基準値設定用の採血を行った.
自施設のACTH基準値設定
本誌「IMMULYZEによるACTH迅速測定法 その1」で紹介したように本法を用いて基準値設定を行った.採血は自施設健常人ボランティアの協力を得,外来採血を開始する08:30に基準値設定用の採血を行った.
参考文献
1) 田中孝司:ホルモンと生理活性物質―ACTH,LPH.臨床検査 38(11増刊):77-81,1994
2) Horrocks PM, Jones AF, Ratcliffe WA, et al: Patterns of ACTH and cortisol pulsatility over twenty-four hours in nomal males and females. Clin Endocrinol 32:127-134,1990
3) 須田俊宏:下垂体疾患診断における検査法の進歩.第76回日本内分泌学会学術総会抄録集 79:52,2003
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