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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻5号

2006年05月発行

文献概要

けんさアラカルト IMMULYZEによるACTH迅速測定法・その2

基準値設定とコルチゾールとの関係

著者: 岡田和敏1

所属機関: 1近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.482 - P.484

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 ACTH(adrenocorticotropic hormone,副腎皮質刺激ホルモン)の基礎値,あるいは負荷試験は,早朝(06:00~08:00)空腹時,30分間以上の安静臥床の後採血を行う.しかし,この条件によるACTHの基準値設定は,外来患者に適応できず困難である.現状では,08:00~10:00が,採血時間帯として設定されていると思われる.

 自施設のACTH基準値設定

 本誌「IMMULYZEによるACTH迅速測定法 その1」で紹介したように本法を用いて基準値設定を行った.採血は自施設健常人ボランティアの協力を得,外来採血を開始する08:30に基準値設定用の採血を行った.

参考文献

1) 田中孝司:ホルモンと生理活性物質―ACTH,LPH.臨床検査 38(11増刊):77-81,1994
2) Horrocks PM, Jones AF, Ratcliffe WA, et al: Patterns of ACTH and cortisol pulsatility over twenty-four hours in nomal males and females. Clin Endocrinol 32:127-134,1990
3) 須田俊宏:下垂体疾患診断における検査法の進歩.第76回日本内分泌学会学術総会抄録集 79:52,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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