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Helicobacter pyloriの除菌で特発性血小板減少性紫斑病が軽減する?
著者: 桑名正隆1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科
ページ範囲:P.485 - P.487
文献購入ページに移動Helicobacter pylori(H. pylori)の感染は胃粘膜局所の慢性炎症を引き起こし,慢性萎縮性胃炎,腸上皮化生,さらには胃・十二指腸潰瘍や胃癌発生と関与することが知られている.一方,H. pyloriは慢性蕁麻疹,動脈硬化など多彩な消化管以外の疾患との関連も報告されている.それらのうちでも特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic thrombocytopenic purpura,ITP)との関連は従来の治療指針に変革をもたらすブレイクスルーとなった.
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