文献詳細
ラボクイズ
文献概要
【問題1】 解答:③ALP63IU/l
解説:まず,血液検査の結果には胆道系酵素,T-BIL,AMY,炎症マーカーの上昇がみられる.このことから黄疸,急性肝炎,急性膵炎などが考えられる.次に既往歴の総胆管結石を含めて考えると,「総胆管結石による閉塞性黄疸で胆管炎を合併しているのでは?」と考えることができる.さらに,CRPが10mg/dlと高値を示し,ここ数日の間に発症していることから,急性閉塞性化膿性胆管炎を疑うことができる.腹部超音波検査で拡張した総胆管とその内部に結石を認めたことから,上記疾患を強く疑う.
さて,検査データの入力間違いは何か?
解説:まず,血液検査の結果には胆道系酵素,T-BIL,AMY,炎症マーカーの上昇がみられる.このことから黄疸,急性肝炎,急性膵炎などが考えられる.次に既往歴の総胆管結石を含めて考えると,「総胆管結石による閉塞性黄疸で胆管炎を合併しているのでは?」と考えることができる.さらに,CRPが10mg/dlと高値を示し,ここ数日の間に発症していることから,急性閉塞性化膿性胆管炎を疑うことができる.腹部超音波検査で拡張した総胆管とその内部に結石を認めたことから,上記疾患を強く疑う.
さて,検査データの入力間違いは何か?
参考文献
1) 河合忠,橋本信也(編):臨床検査のABC.日本医師会,pp109-112,1994
2)u亀山正邦,亀田治男,高久史麿,他(編):胆道感染症.今日の診断指針,第4版.医学書院,pp753-755,1997
3)uA.スティーヴンス,J.Sロウ,B.ヤング:急性炎症とその治癒,修復.基礎組織病理学,第4版.西村書店,pp10-17,2004
4) 金井正光(編):臨床検査法提要,改訂第30版.金原出版,pp122-123,pp590-591,pp639-640,1993
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