icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻6号

2006年06月発行

文献概要

どうする?パニック値 生化学

9.アンモニア濃度高値

著者: 真治紀之1 小出典男2

所属機関: 1岡山大学医学部・歯学部附属病院中央検査部 2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科生体情報医学

ページ範囲:P.550 - P.551

文献購入ページに移動
当院の基準

 血中アンモニアの測定法には,酵素法,微量拡散法,イオン交換法,直接比色法などがあり,それぞれ基準値が異なる.血球中のアンモニアのため検体が全血の場合,基準値が高目である.ただしドライケミストリーでは同様な値を示す.近年では,酵素法が一般的である.表1に血中アンモニアの基準値を示す.当院は酵素法を採用しており,基準値は7~39μmol/l(当院の単位はμmol/l)である.

 当院では臨床アンケートによってパニック値を設定しているが,アンモニア窒素に関してはそれによる設定はされていない.ただし300μmol/l以上をパニック値として報告している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら