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髄液細胞分類のためのペルオキシダーゼ迅速染色法
著者: 池亀彰茂1
所属機関: 1島根県立中央病院MBCラボ
ページ範囲:P.552 - P.553
文献購入ページに移動従来から,サムソン液(Samson solution)を用いて染色した後,フックスローゼンタール計算盤(Fuchs-Rosenthal hemocytometer)上で鏡検する視算法が広く用いられています.しかし,視算法は単染色,低倍率で鏡検するため細胞形態の詳細観察に限界があり,しばしば確認手法としてギムザ染色(Giemsa stain)や各種特殊染色が追加されることがあります.これらの方法は遠心操作などにより細胞収集を行ったうえで塗抹乾燥標本を作製するために多量の髄液検体が必要であり,煩雑な操作と長時間とを要するなどの問題点がありました.
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