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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻6号

2006年06月発行

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トピックス

認定一般検査技師制度

著者: 今村文章1

所属機関: 1健康保険諫早総合病院検査部

ページ範囲:P.572 - P.573

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 はじめに

 (社)日本臨床衛生検査技師会(以下,日臨技)は臨床検査技師(以下,技師)および臨床検査の質の向上に向けて検査室運営の改善,身分制度の改善,会員個々のスキルアップ,キャリアアップを目指しさまざまな計画を立て事業を進めている.

 特にスキルアップ,キャリアアップ支援として一般教育研修課程と専門教育研修課程とから成る日臨技生涯教育制度,認定検査技師制度,技師に関する資格制度への参画を柱としている.近年,技師の業務内容については拡大をみせており,なかには専門学会などの学術的母体のない業務もあり,そのような業務にかかわる会員の認定に対する要望も強いことから今回,一事業として認定制度を開始することになった.

 本制度の構築に当たり,最も重要視したことは技師が各種要件を満たす技術と知識とを有していればなんらかの認定試験を受けられるという認定の公平性と広く第三者から評価される質とを担保することから,その認定を外部組織に委ねることにし“認定センター”を第三者機関として設置することとした.今後は私的な認定の乱立を避け,信頼性が高く公に認められる認定の構築を目指し,その傘下に各種の認定を組み入れていくことになる.その第一弾として認定一般検査技師制度を挙げ進めてきたので,その内容や進捗状況などについて紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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