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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻7号

2006年07月発行

病気のはなし

アルツハイマー病

著者: 瓦林毅1

所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科神経病態内科学

ページ範囲:P.630 - P.637

文献概要

サマリー

 アルツハイマー病(Alzheimer's disease,AD)は,一度発達した知能がアミロイドβ蛋白質(amyloid β protein,Aβ)とタウの蓄積に伴って緩徐進行性に障害される疾患である.Aβの蓄積がリン酸化タウから成る神経原線維変化や神経細胞死などの病変を引き起こして痴呆を発症するというアミロイドカスケード仮説が広く信じられている.ADの治療薬としてアセチルコリンエステラーゼ阻害薬が登場し,早期に投与するほど効果が高いため,ADの早期診断の必要性は高まっている.MRIによる側頭葉内側の萎縮の測定,脳血流シンチやPETによる後部帯状回や楔前部の血流・代謝の低下,脳脊髄液でのAβ42の低下とタウおよびリン酸化タウの増加がADの早期診断に用いられている.

参考文献

1) Shoji M, Kanai M, Matsubara E, et al:Taps to Alzheimer's Patients:A continuous Japanese study of cerebrospinal fluid biomarkers. Ann Neurol 48:402,2000
2) 東海林幹夫,桑野良三,朝田隆,他:アルツハイマー病診断・評価基準試案.文部科学省特定領域研究「先端脳」ゲノム班.臨床神経 45:128-137,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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