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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻7号

2006年07月発行

文献概要

技術講座 免疫血清

膵型アミラーゼの測定

著者: 石川仁子1 前川真人2

所属機関: 1浜松医科大学医学部附属病院検査部 2浜松医科大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.639 - P.644

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新しい知見

 日本臨床化学会の2004年新規プロジェクトとして膵型アミラーゼ活性測定の常用基準法の設定が進められている1).膵型アミラーゼ活性測定における測定方法間差を縮小し,デ一タの互換性を維持することが目的である.基本方針としては,抗ヒトS型アミラーゼ抗体を用いたS型アミラーゼ阻害法によって残存するアミラーゼ活性を国際臨床化学会(International Federation of Clinical Chemistry and Laboratory Medicine,IFCC)勧告法に準じた方法で測定することとなった.

参考文献

1) 白井秀明:膵型アミラーゼ活性測定の常用基準法の設定.臨床化学 34(Suppl 1):14,2005
2) 日本臨床化学会酵素・試薬専門委員会:ヒト血清中酵素活性測定の勧告法-α-アミラーゼ.臨床化学 34:350-361,2005
3) 大槻眞:アミラーゼとそのアイソザイム.Medicina 42:209-211,2005
4) 大槻眞:アイソザイム分析による病態診断 アミラーゼアイソザイムー膵疾患診断における有用性.日本臨床 53:128-135,1995
5) 中林徹雄,青木義政,赤沼幸子,他:モノクローナル抗体を用いたP-AMY測定試薬の検討.臨床検査機器・試薬 19:671-676,1996
6) 高木康:モノクローナル抗体による体液中アミラーゼアイソザイム分析.Lab Clin Pract 6:47-51,1988
7) 杉山弘,鈴木裕美,平沢政人,他:小麦由来アミラーゼインヒビターおよびS型アミラーゼ活性阻害モノクローナル抗体のマクロアミラーゼに対する態度の検討.衛生検査 38:1169-1176,1989

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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