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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻7号

2006年07月発行

文献概要

けんさアラカルト

血糖自己測定器を用いたグルコース測定―測定器の原理と使用上の留意点

著者: 真茅孝志1

所属機関: 1久留米大学病院臨床検査部

ページ範囲:P.698 - P.700

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 はじめに

 糖尿病患者が,自らの血中グルコース濃度を測定する血糖自己測定(self-monitoring of blood glucose,SMBG)では,さまざまな種類の測定器(以下,SMBG測定器)が使用されている.このSMBG測定器は,小型・軽量で測定に時間を要しないことから,病棟や救命救急領域,手術室などの臨床でも広く用いられている.しかし,測定に影響を及ぼす要因は数多くあり,種々の誤差要因を念頭に置き使用しなければならない.本稿では,SMBG測定器の原理とともに,使用時の留意点として測定に影響を及ぼす要因について取り上げる.

参考文献

1) 西園寺克:簡易血糖測定機器 血糖簡易測定法 概論.日本臨牀 60(増刊8):706-711,2002
2) 米久保功:簡易血糖測定器「アドバンテージ」の基礎的検討.医学と薬学 37:485-490,1997
3) 鈴木洋司:血糖簡易測定法 概論.日本臨牀 56(増刊糖尿病3):761-765,1998
4) 真茅孝志,佐野茂,山下大輔,他:酵素比色法を用いた簡易血糖測定器に対する診断用色素の影響についての基礎的検討.医科器械学 74:596-597,2004
5) 村上純子,村上哲雄:臨床化学 血糖 血糖簡易測定器(血糖自己測定器).臨床病理 106(臨時増刊):45-51,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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