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文献概要
病気のはなし
全身性エリテマトーデス
著者: 沢田哲治1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院アレルギー・リウマチ内科
ページ範囲:P.722 - P.727
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全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus,SLE)は自己抗体や免疫複合体の出現を特徴とする全身性自己免疫性疾患であり,多様な免疫学的異常が認められる.本疾患名は特徴的な顔面の蝶形紅斑が狼による咬傷(狼蒼,ループス)に似ていることに由来するが,臨床症状は皮膚にとどまらず発熱,易疲労感,関節痛,漿膜炎,血球減少,腎障害,精神神経症状など多彩である.
全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus,SLE)は自己抗体や免疫複合体の出現を特徴とする全身性自己免疫性疾患であり,多様な免疫学的異常が認められる.本疾患名は特徴的な顔面の蝶形紅斑が狼による咬傷(狼蒼,ループス)に似ていることに由来するが,臨床症状は皮膚にとどまらず発熱,易疲労感,関節痛,漿膜炎,血球減少,腎障害,精神神経症状など多彩である.
参考文献
1) 今川祐一,西川和裕:I. 膠原病 1. 全身性エリテマトーデス 全身性疾患と腎病変:診断と治療の進歩.日内会誌 94:853-858,2005
2) Autoimmunity in systemic lupus erythematosus:Integrating genes and biology. Seminars in Immunology (Available online 19 May 2006)
3) Lahita RG ed:Systemic lupus erythematosus. fourth edition, Elsevier, Amsterdam,2004
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