icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻8号

2006年08月発行

文献概要

検査じょうほう室 生化学 腫瘍マーカー・6

卵巣癌・子宮癌マーカー―CA125を中心に

著者: 中川俊介1 矢野哲1

所属機関: 1東京大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.768 - P.771

文献購入ページに移動
CA125(carbohydrate antigen 125)

 1 . 基準値:35.0U/ml以下

 2 . 臨床的意義

 CA125は悪性卵巣腫瘍の特異的な腫瘍マーカーである.悪性卵巣腫瘍のなかでも,特に漿液性腺癌において高値を示す.それ以外に子宮内膜性疾患においても高値を示す.また正常女性でも月経周期により影響を受けるため,注意が必要である.このほか,炎症,腸閉塞,骨折などでも高値を示すため注意を要する.

参考文献

1) Todo Y, Sakuragi N, Nishida R, et al:Combined use of magnetic resonance imaging, CA 125 assay, histologic type, and histologic grade in the prediction of lymph node metastasis in endometrial carcinoma. Am J Obstet Gynecol 189:567,2003
2) Saito M, Aoki D, Susumu N, et al:Efficient screening for ovarian cancers using a combination of tumor markers CA602 and CA546. Int J Gynecol Cancer 15:37-44,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら