icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻9号

2006年09月発行

文献概要

検査じょうほう室 微生物 ステップアップに生かす微生物の知識

検査室のバイオセーフティ その2―検査センターの細菌検査室の立場から

著者: 安齋栄子1

所属機関: 1(財)東京保健会 病体生理研究所 細菌検査室

ページ範囲:P.858 - P.859

文献購入ページに移動
 はじめに

 近年,検査室を有する医療機関においても相次ぐ診療報酬改定による検査点数の引き下げに伴って人員および設備縮小を余儀なくされ,検査の外注化が急速に進んでいる.検査センターに働く者にとって,検体の数の急速な増加は必然的に感染機会の増大を伴うが,検査センターでのバイオセーフティ(危険を回避するための手段を整えること)は十分といえるのだろうか.

 ここでは検査センターの細菌検査に従事している立場から,今後バイオセーフティを確立するうえでの留意点について述べたい.

参考文献

1) 大谷明:バイオハザードとは.臨床と微生物 7:373-376,1990
2) 西山宏幸:検体採取容器と検体の保存.臨床と微生物 5:335-344,2000
3) 日本細菌学会バイオセーフティ委員会:病原細菌に関するバイオセーフティ指針.日本細菌学会,2001
4) 後藤美江子:検査室における結核感染と予防.臨床と微生物 28:329-336,2001
5) 後藤美江子:検査室におけるバイオハザード対策「微生物検査」.メディカルテクノロジー 32:256-263,2004
6) 日本結核病学会:結核菌検査に関するバイオセーフティマニュアル.結核 80(6,付録),2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら