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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻1号

2007年01月発行

文献概要

コーヒーブレイク

あの頃……のその後

著者: 大西崇規1

所属機関: 1大阪北逓信病院臨床検査室

ページ範囲:P.61 - P.61

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 一般検査室で勤務する臨床検査技師はよく患者さんから「おしっこの先生」と呼ばれることがある.別におしっこの治療をするわけではないのだが,当たらずとも遠からずの気がする.

 当院の一般検査室は新人が担当しているためか効率の問題からか,脳脊髄液,精液などのメランジュールを用いる検査は,血液検査室で行っていたので大変助かった.しかし,喀痰の塗抹染色〔グラム染色(Gram stain)とチール-ネルゼン氏染色(Ziehl-Neelsen stain)〕や糞便検査(潜血検査,寄生虫など)それに蓄尿の蛋白質と糖との定量,フェノールスルフォンフタレイン排泄試験(phenolsulfonphthalein excretion test),フィッシュバーグ濃縮試験(Fishberg concentration test),穿刺液(胸水,腹水)検査などが主な仕事であった.件数からいえば圧倒的に尿検体が多いわけだからやっぱり「おしっこの先生」なのかも.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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