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腹部超音波検査のピットフォール―腹部エコーはコンベックスと思い込んではいませんか?描出能の改善方法
著者: 秀城雅之1
所属機関: 1みやぎ県南中核病院検査診療部検査科
ページ範囲:P.938 - P.939
文献購入ページに移動■腹部領域でのセクタプローブの有用性
セクタプローブの利点は他の探触子より口径が小さいことで,肋間走査時にまず威力を発揮する.右肋間走査による横隔膜下の肝臓の観察や右胸水の確認はコンベックスプローブで十分な場合もあるが,肺ガスの影響などで描出不良の場合はぜひセクタプローブによるアプローチを試みていただきたい(図1).難なく描出できることが多い.
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