icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻10号

2007年10月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈臨床生理●呼吸機能検査のステップアップ・6〉

呼吸機能検査のワンポイント

著者: 谷合哲1 大澤幸弘2 柳澤勉2 高野省吾3

所属機関: 1東京医科歯科大学 2青梅市立総合病院臨床検査科 3青梅市立総合病院総合内科

ページ範囲:P.961 - P.963

文献購入ページに移動
はじめに

 呼吸機能検査は検査技師が直接患者に呼吸の仕方を指示し,患者が指示に従って呼吸した結果を出す検査である.安静状態で機械が結果を出してくれる検査と異なり,検査技師と患者が一体となり,まさに呼吸のあった検査を行うことによって,初めて正しい検査結果が得られるものである.

 そのために検査技師には検査についての正しく,深い知識と理解が必要であり,これに基づいて初めて患者の協力が得られ,真の呼吸能力を引き出すことができるものである.とおり一遍の検査をしてもそれなりの結果が出るが,これではかえって真の機能状態が表現されず,誤りをまねく元となる.技師の習熟した高い技術により真の検査結果を引き出すことが求められる検査である.

参考文献

1) American Thoracic Society, Medical Section of the American Lung Associationu:uStandardization of spirometry-1987 update. Am Rev Respir Dis 136:1285-1298,1987
2) American Thoracic Society, Medical Section of the American Lung Associationu:uStandardization of spirometry 1994 update. Am J Respir Crit Care Med 152:1107-1136,1995
3) 日本呼吸器学会肺生理専門委員会:呼吸機能検査ガイドライン―スパイロメトリー,フローボリューム曲線,肺拡散能力.メディカルレビュー社,pp12-19,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら