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採血以後の溶血により影響を受ける検査値
著者: 影岡武士1
所属機関: 1倉敷中央病院臨床検査科
ページ範囲:P.974 - P.975
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検査は,検査部に搬送された検体が,分析器にかけられてからスタートするのではなく,既に,検体採取のときから始まっている,ということはよく耳にすることである.正にそのとおりで,血液についていうと,採血の仕方,攪拌の仕方,保存の方法などの条件が悪ければ検査データに影響してくる.そのほか,採尿や喀痰採取についても同様のことがいえる.正しい検体の取り扱いには理にかなった手順を踏むことが大切である.
本稿では,採血にまつわる取り扱い方で,溶血が起こったとき,どのような検査項目に影響が及ぶのかみてみる.
検査は,検査部に搬送された検体が,分析器にかけられてからスタートするのではなく,既に,検体採取のときから始まっている,ということはよく耳にすることである.正にそのとおりで,血液についていうと,採血の仕方,攪拌の仕方,保存の方法などの条件が悪ければ検査データに影響してくる.そのほか,採尿や喀痰採取についても同様のことがいえる.正しい検体の取り扱いには理にかなった手順を踏むことが大切である.
本稿では,採血にまつわる取り扱い方で,溶血が起こったとき,どのような検査項目に影響が及ぶのかみてみる.
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