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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻10号

2007年10月発行

文献概要

復習のページ

採血以後の溶血により影響を受ける検査値

著者: 影岡武士1

所属機関: 1倉敷中央病院臨床検査科

ページ範囲:P.974 - P.975

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[始めよければ……終わりよし]

 検査は,検査部に搬送された検体が,分析器にかけられてからスタートするのではなく,既に,検体採取のときから始まっている,ということはよく耳にすることである.正にそのとおりで,血液についていうと,採血の仕方,攪拌の仕方,保存の方法などの条件が悪ければ検査データに影響してくる.そのほか,採尿や喀痰採取についても同様のことがいえる.正しい検体の取り扱いには理にかなった手順を踏むことが大切である.

 本稿では,採血にまつわる取り扱い方で,溶血が起こったとき,どのような検査項目に影響が及ぶのかみてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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