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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻11号

2007年10月発行

文献概要

増刊号 メタボリックシンドローム健診検査技術マニュアル

著者: 山門實1

所属機関: 1三井記念病院総合健診センター

ページ範囲:P.999 - P.1000

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 2008年4月より,高齢者の医療の確保に関する法律(以下,高齢者医療確保法)が施行されるのに伴い,国の定めた「標準的な健診・保健指導プログラム」(確定版)に基づいた新たな健診が特定健診・特定保健指導として医療保険者に対して義務づけられて実施される.この特定健診・特定保健指導は,「医療制度改革大綱」(2005年12月1日 政府与党医療改革協議会)を踏まえた,生活習慣病予防の徹底を図るためのものであり,その政策目標は2015年度には2008年と比較して,糖尿病などの生活習慣病有病者・予備群を25%減少させるとしており,中長期的な医療費の伸びの適正化を図るものである.すなわち,特定健診・特定保健指導は内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の概念を導入したものであり,メタボリックシンドローム健診といえる新健診システムである.

 また,このメタボリックシンドローム健診は従来の法定健診,すなわち老人保健法第20条に基づく基本健康診査,労働安全衛生法(以下,安衛法)第66条に基づく一般健康診断,健康保険法第150条に基づく一般健康診査,国民健康保険法第82条に基づく基本健康診査が高齢者医療確保法の施行に伴い,安衛法に基づく一般健康診断と特定健診・特定保健指導として総括されたものである(図).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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