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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻11号

2007年10月発行

文献概要

増刊号 メタボリックシンドローム健診検査技術マニュアル 各論

1. 検査前手順 1) 生理的変動,サンプリング,試料の取り扱い (5) 尿定性(蛋白,糖)

著者: 高橋勝幸1

所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部

ページ範囲:P.1147 - P.1153

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 国民のQOL(quality of life)向上と医療費抑制目的のため,2008年度より特定健診が義務付けられた.ここ数年,盛んに内臓脂肪型肥満「メタボリックシンドローム」という言葉が各メディアをにぎわし,中年男性の間では「メタボ」という言葉が多く取り交わされる流行語になっている.国内において高い関心を得ているなか,国策としてメタボリックシンドロームに対する健診制度が確立されたことは高く評価されるものである.

 今回,厚生労働省から公示された臨床検査に関する事項では,基本的検査項目のほか表1に示す精度保証についても明記されている.

参考文献

1) 尿試験紙検討委員会:「尿試験紙検査法」JCCLS提案指針(追補版)尿蛋白,尿ブドウ糖,尿潜血試験紙部分表示の統一化.日臨検標準会誌 19:53-65,2004
2) 富野康日彦:蛋白 臨床―日常診療を中心に.尿定性・半定量プラクティス 100:50-56,1995
3) 木村茂昭,三宅誠:尿所見の日内変動に関する研究.日本保険医学会誌 97:96-98,1999
4) 日本化学療法学会臨床評価法制定委員会:UTI薬効評価基準 第4版暫定案.日本化学療法学会誌 45:203-247,1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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