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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻12号

2007年11月発行

文献概要

技術講座 血液

血液ガス(pH,pCO2,pO2)の測定原理

著者: 池田寿夫1

所属機関: 1ラジオメーター株式会社QAセンター

ページ範囲:P.1339 - P.1342

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新しい知見

 最近の血液ガス分析は,血液ガス分析項目〔pH,二酸化炭素分圧(partial pressure of carbon dioxide,pCO2),酸素分圧(partial pressure of oxygen,pO2)〕に加え電解質項目(Na,K,Cl,Ca),代謝項目(グルコース,ラクテート),ヘモグロビン関連項目〔ヘモグロビン(hemoglobin,Hb),一酸化炭素ヘモグロビン(carbon monoxide hemoglobin,COHb)など,メトヘモグロビン(methemoglobin,Met-Hb),酸素飽和度(oxygen saturation,sO2)など〕と多項目化しているのが現状である.さらにクレアチニン,Mgなども追加されている.また,電極1本ごとの基本的な測定原理は変更せず,一つのベースに他項目の電極を形成する技術が発達して数本の電極が1カセットタイプになり,装置自体も小型化され,POCT(point of care testing)での仕様に適応してきている.

参考文献

1) Linnet N(著),本田良行(訳):pH測定の理論と実際.真興交易医書出版部,1971
2) 藤原孝憲:血液ガス.真興交易医書出版部,pp69-114,pp150-188,1981
3) 上坂繁夫:血液ガス測定の基礎と実際.真興交易医書出版部,pp36-98,1973
4) ABL800 FLEX reference manual.ラジオメーター株式会社

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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