文献詳細
Laboratory Practice 〈診療支援〉
文献概要
はじめに
医療分野における情報技術の利用は,医療の「質」の保持,業務の効率化,ヒューマンエラー防止面で電子カルテの推進とともに不可欠となってきた.
臨床検査領域では,情報技術は重要な業務ツールとして早くから利用されてきたが,現場のニーズに対応した業務分析ツールは存在していないように思われる.
当院では,2006年5月の電子カルテシステム導入時に臨床検査システムを更新し,その情報を有効的に活用して業務分析を行い,常に患者中心の医療が提供できる業務管理画面を構築した1).本稿では,その利用の実際を紹介する.
医療分野における情報技術の利用は,医療の「質」の保持,業務の効率化,ヒューマンエラー防止面で電子カルテの推進とともに不可欠となってきた.
臨床検査領域では,情報技術は重要な業務ツールとして早くから利用されてきたが,現場のニーズに対応した業務分析ツールは存在していないように思われる.
当院では,2006年5月の電子カルテシステム導入時に臨床検査システムを更新し,その情報を有効的に活用して業務分析を行い,常に患者中心の医療が提供できる業務管理画面を構築した1).本稿では,その利用の実際を紹介する.
参考文献
1) 山本京子,谷口薫,臼田美由紀,他:臨床検査システム情報を有効的に活用した業務管理 業務管理画面の特徴と診療支援への展開.医学検査 55:1340-1345,2006
2) レジナ・E・ヘルツリンガー 岡部陽二(監訳),竹田悦子(訳):医療サービス市場の勝者 米国の医療サービス変革に学ぶ.シュプリンガー・フェアラーク東京,2000
3) 森沢徹,宮田久也,黒崎浩:バランス・スコアカードの経営 戦略志向の組織づくり.日本経済新聞社,2005
掲載誌情報