コーヒーブレイク
みんな仲良く,輪になって
著者:
安達桂子1
所属機関:
1東京都老人医療センター 研究検査科細菌室
ページ範囲:P.1387 - P.1387
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臨床検査を行ううえで,医療チームのコミュニケーションが重要であることは言うまでもありません.特に,医師とのかかわりは検査技師の仕事に大きく影響します.たぶん多くの技師が親しみを込めて医師にニックネームをつけたり,勝手にランク付けしたりして,より身近な存在にしているのではないでしょうか.当直のときにオーダーがフルコースの先生,検体(患者)を呼ぶ先生,せっかちな先生……今日の当直医師は誰?と一喜一憂したりして.さらに当直医と技師の組み合わせもあります.以前の当直で,業務が非常に忙しく,気が付いたら夜が明けていました.そして朝には当直のK医師と顔を合わせてお互いに「お疲れ様」と.この一言がとてもうれしいのです.でもこの組み合わせをK医師はとてもいやがっていましたが.
30年位前に病理医と大喧嘩したことがあります.結局,上司が間に入ってことが収まりましたが,お互いに患者のことを考えての真剣な喧嘩.その後はとても仲良くなって仕事も円滑に進むようになりました.ここで学んだことは「よく話し合う」ということです.でも医師のなかには30分以上の電話攻撃や一方的な依頼で技師を困らせていることもあります.