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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻13号

2007年12月発行

文献概要

今月の表紙

セザリー症候群:Sezary syndrome(SS)

著者: 伊井野潤子1 東克巳2

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部 2杏林大学保健学部臨床血液学研究室

ページ範囲:P.1424 - P.1424

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 今回はセザリー症候群(Sezary syndrome,SS)を取り上げた.SSはWHO(World Health Organization,世界保健機関)分類ではリンパ系腫瘍の成熟型T細胞性腫瘍(mature T-cell neoplasms)のなかに分類されている.

 わが国におけるSSの正確な発症頻度は不明であるが極めて稀な疾患である.菌状息肉症(mycosis fungoides,MF)とともに皮膚原発のT細胞性リンパ腫のなかで最も代表的な疾患とされている.しかしながら,わが国の特徴としては欧米と比較してSSが少なくMFが多いことが挙げられる.SSはMFの約1/10の頻度で男女比は2:1という報告がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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