icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻13号

2007年12月発行

--------------------

あとがき フリーアクセス

著者: 伊瀬恵子

ページ範囲:P.1486 - P.1486

文献概要

 何かとせわしない師走になりましたが,今年は例年に比べるとインフルエンザウイルスの流行が1か月近く早いようです.昨年のタミフルの副作用問題で,ワクチンの摂取率の増加が功を奏し,インフルエンザの大流行が回避されますように!!

 今月号の“病気のはなし”は,「膠芽腫―最近の治療」と「WPW症候群」です.WPW症候群は,12誘導心電図の解析で特徴的なパターンを見逃さない判断力が求められます.今後もいろいろな“病気のはなし”が登場しますのでご期待ください.本誌の“技術講座”は,日常検査を行ううえで疑問に感じたことや新人教育など実践で役立つ論文が多く,特に「気管支肺胞洗浄液の一般検査」は,大変理解しやすい構成になっていて永久保存論文ファイルに入れておこうと思っています.認定一般検査士を受験する方はぜひ一読してください.また,脳梗塞や心筋梗塞の診断と治療に有効な検査である「フローサイトメトリーによる活性化血小板の検出」は,今後ますます重要になる検査です.“疾患と検査値の推移”は「糖尿病ケトアシドーシス」です.毎日みている検査データですが,突然,尿中のケトン体が陽性に.そのときの血糖値は.糖尿病性昏睡状態になる前に早期診断と治療を開始しなければ…….一刻も早く主治医に連絡を…….常日頃から臨床検査技師といえども疾患の症状と検査値の関係を念頭に置いて日常検査にあたる必要があります.いざというときのお役立ち情報ですのでご覧ください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら