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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻2号

2007年02月発行

文献概要

技術講座 生理

眼球運動検査法

著者: 三村治1

所属機関: 1兵庫医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.111 - P.115

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新しい知見

 これまでの電気眼振図(electro-nystagmography,ENG)や赤外線光電素子法は電極や光電素子を用いて電気生理学的に眼球運動を記録するものであり,主に水平方向の眼球運動を記録解析するのに適していた.一方,より見たままを再現するビジュアルな記録法としてビデオを用いた記録が用いられるようになり,水平だけでなく垂直方向(場合によっては回旋方向も)の記録が容易にできるようになった.赤外線ビデオ眼球運動記録装置(video oculography,VOG)はこの撮像された画面の主として瞳孔中心を追跡することにより,ENGと同じように位置情報をデジタル信号としてアウトプットするものである.

参考文献

1)三村治:EOG(眼球運動検査)(PEOG,スクレラルサーチコイルを含む).眼球検査法ハンドブック.第3版(編集丸尾敏夫他).医学書院,東京,pp358-361,1999
2)Prushansky T, Dvir Z, Pevzner E, et alu:uElectro-oculographic measures in patients with chronic whiplash and healthy subjects:a comparative study. J Neurol Neurosurg Psychiatry 75:1642-1644,2004
3)Houben MM, Goumans J, van der Steen Ju:uRecording three-dimensional eye movementsu:uscleral search coils versus video-oculography. Invest Ophthalmol Vis Sci 47:179-187,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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