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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻2号

2007年02月発行

文献概要

復習のページ

医療現場(検査室)における減菌法

著者: 山中喜代治1 亘秀夫1

所属機関: 1大手前病院中央検査部・臨床検査部

ページ範囲:P.170 - P.171

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[現実は違った]

 今,医療現場では滅菌作業がなくなりつつあります.これまでは,施設内の滅菌機材器具類の供給と汚染物の滅菌は中央化され,専門技術を習得した専任職員がその作業に従事していました.しかし最近では,委託専門業者による一括処理システムに変わり,定期的に滅菌機材器具が供給されています.この現象は検査室においても同様であり,検査済み血液や汚染物は専用容器に収め外部業者に滅菌処理を委託し,微生物検査で利用する各種培地や感受性検査用培地などは生培地やマイクロプレート製品として供給されています.それゆえに,微生物検査業務に従事する新人技師は,粉末培地調整や血液寒天培地作製を経験することなく,学校教育との違いに戸惑うことになります.しかし,サプライ中止など突然のアクシデント対応のためにも各種滅菌法と作業手順は熟知しておくべきでしょう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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