文献詳細
文献概要
疾患と検査値の推移
HIV感染症
著者: 山中ひかる1 岡慎一1
所属機関: 1国立国際医療センターエイズ治療・研究開発センター
ページ範囲:P.255 - P.260
文献購入ページに移動ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus-1,HIV-1)はCD4を細胞表面に発現している細胞,主にCD4陽性Tリンパ球に感染し増殖する.そのため未治療のまま進行すると重篤な全身性の免疫不全による日和見感染症を発症する後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome,AIDS;エイズ)となり死に至る疾患である.しかし1997年,多剤併用による強力な抗ウイルス治療(highly active antiretroviral therapy,HAART)の開発によりその予後は劇的に改善した.
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