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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻3号

2007年03月発行

文献概要

疾患と検査値の推移

HIV感染症

著者: 山中ひかる1 岡慎一1

所属機関: 1国立国際医療センターエイズ治療・研究開発センター

ページ範囲:P.255 - P.260

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はじめに

 ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus-1,HIV-1)はCD4を細胞表面に発現している細胞,主にCD4陽性Tリンパ球に感染し増殖する.そのため未治療のまま進行すると重篤な全身性の免疫不全による日和見感染症を発症する後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome,AIDS;エイズ)となり死に至る疾患である.しかし1997年,多剤併用による強力な抗ウイルス治療(highly active antiretroviral therapy,HAART)の開発によりその予後は劇的に改善した.

参考文献

1)世界保健機構(WHO)/国連エイズ合同計画(UNAIDS):AIDS epidemic update. http://www.nuaids.org/,December 2005
2)エイズ予防情報ネット:平成17年エイズ発生動向年報 http://api-net.jfap.or.jp/index.html
3)木原正博:日本のHIV感染者は増えていると聞きますが本当ですか? 岡慎一(編):HIV Q&A.(改訂版).医薬ジャーナル社,pp22-23,2006
4)武部豊:エイズ(ヒト後天性免疫不全症候群)感染症の話.感染症週報IDWR http://idsc.nih.go.jp/iasr/index-j.html,2002
5)岡慎一:一般診療機関でHIV感染症を疑うきっかけは何ですか? 岡慎一(編):HIV Q&A.(改訂版).医薬ジャーナル社,pp32-33,2006
6)HIV Insite Knowledge Base:HIV antibody As-says. http://hivinsite.ucsf.edu/InSite?page=KB
7)木村哲:抗HIV治療ガイドライン.平成17年度厚生労働省科学研究費補助金エイズ対策研究事業.HIV感染症の医療体制の整備に関する研究班,2006
8)木村哲:HIV感染症とその合併症 診断と治療ハンドブック.照屋勝治(編):厚生労働科学研究補助金エイズ対策研究事業 HIV感染症の医療体制の整備に関する研究,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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