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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻3号

2007年03月発行

文献概要

検査じょうほう室 〈生理●デジタル脳波計の記録のポイント・3〉

電源導出法(source derivation,SD法)

著者: 末永和栄1 土田誠一1 秋山秀知1

所属機関: 1医療法人社団青山会青木病院検査課

ページ範囲:P.283 - P.285

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はじめに

 脳波計には基準電極を切り替えるスイッチが装備されて,目的の波形に応じて使い分ける.耳朶基準では,①通常行われている同側耳朶誘導(standard,STD),②14&6Hz 陽性棘波や6Hz spike & wave complex(Phantom S-W)の波形をよりはっきりと描写できる反対側耳朶誘導(A1→←A2),③どちらかの耳朶が活性化した場合に活性化していないほうの耳朶を用いる片側耳朶誘導(A1→A2,A2→A1),④心電図が混入した場合に使用される両耳朶連結誘導(A1+A2)があり,このほか耳朶が活性化した場合に平均基準電極法(average referential derivation,AV法)や平衡型頭部外基準電極法(balanced noncepharic referential derivation,BNE法)が利用されているが,デジタル脳波計特有の誘導法に電源導出法(sourcederivation,SD法)がある.

参考文献

1)石山陽事:入門講座SD(Source derivation)法(1).臨床脳波 32(9):588-593,1990
2)末永和栄,岡田保紀:最新脳波標準テキスト改訂2版.(株)メディカルシステム研修所,2004
3)末永和栄:デジタル脳波計の実際,第1回「臨床神経生理技術講習会・東京」テキスト,pp17-24,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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