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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻3号

2007年03月発行

文献概要

けんさ質問箱

超音波検査での浸潤癌の浸潤とは,どのような所見ですか ?

著者: 柳田康弘1 竹内浩司2 飯島美砂3

所属機関: 1群馬県立がんセンター乳腺科・外科 2群馬県立がんセンター検査第二課 3群馬県立がんセンター臨床病理検査部

ページ範囲:P.302 - P.304

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Q.超音波検査での浸潤癌の浸潤とは,どのような所見ですか?

乳房超音波検査で“浸潤性乳管癌”などと所見が書かれますが,“浸潤性”というのはどのような所見ですか.鑑別のポイントなどを教えてください.(さいたま市 M.M.生)


A.柳田康弘・竹内浩司・飯島美砂

はじめに

 乳房検査の基本は,マンモグラフィと超音波検査です.この2つの検査で癌が疑われる病変に対して針生検などの病理検査を行い,乳癌を診断します.腫瘤の同定に対しては,超音波検査はマンモグラフィより感度が高く,また閉経前の方により有効です.

参考文献

1)遠藤登喜子:教育講座―知っておくと役立つ画像診断シリーズ―〈乳房領域〉乳房撮影.日本放射線技術学会雑誌 59:700-706,2003
2)土屋眞一,隈崎達夫,草間律:臨床と病理のための乳腺MRIアトラス―画像と組織像の完全対比.高山文吉医療科学社,2006
3)日本乳腺甲状腺超音波会議:乳房超音波診断ガイドライン.南江堂,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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