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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻4号

2007年04月発行

文献概要

ワンポイントアドバイス

巨大血小板が出現したときの対処方法

著者: 安藤秀実1 一井しず子1 土屋達行2

所属機関: 1駿河台日本大学病院臨床検査部 2日本大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.360 - P.361

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 血小板は直径2~4μmの核のない細胞である.ギムザ染色では淡紫赤色に染まるアズール好性顆粒を有する.血小板の大きさの表現として明確な定義はないが,直径が5μm以上を大(大型)血小板と呼び,8~10μm以上の血小板を巨大血小板と呼ぶ1).本稿では大型,巨大血小板が出現する病態と,出現したときの自動血球計数器による血小板数算定,ならびに正確な血小板数を算定するための対処方法について述べる.

参考文献

1)川合陽子:血液像から何がわかるか?―末梢血血液像の読み方.medicina 40:777-779,2003
2)折戸三智子,芝山正美,吉田友孝:低値血小板の信頼性―多項目自動血球分析装置XE-2100と目視法の比較.臨床病理 53:793-801,2005
3)Sandhaus LM, Osei ES, Agrawal NN:Platelet counting by the Coulter LH750, Sysmex XE2100, and Advia 120:A comparative analysis using the RBC/platelet ratio reference method. Am J Clin Pathol 118:235-241,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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