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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻4号

2007年04月発行

文献概要

検査じょうほう室 〈一般〉

尿沈渣中に認められるビリルビン類似結晶

著者: 田中雅美1 宿谷賢一1 下澤達雄1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.382 - P.383

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はじめに

 ビリルビン類似結晶には種々の薬剤による針状結晶が大部分を占め,薬剤名の同定がつかない事例も多いが,なかには証明されている薬物結晶1)もある.薬剤以外ではヘマトイジン結晶があり,喀痰や髄液,腟内に認められているとの報告がある.近年,尿中にも認めるとの報告2)があり,今回,ヘマトイジン結晶について解説する.

参考文献

1)渡辺康雄,大橋修,酒井晃,他:T-3262投与時の尿中血症の検討.CHEMOTHERAPY 36:216-220,1988
2)森合美,宿谷賢二:泌尿器疾患で認められた尿中黄褐色結晶について.医学検査 54:631,2005
3)八木清二,高橋ひろみ,友田美穂子,他:ポケットマニュアル尿沈渣.医歯薬出版,2001
4)金子伸行:グメリン法.検査と技術 29(増刊号):857-860,2001
5)福岡良男,椎名晋一:臨床検査辞典.第1版.医歯薬出版,p627,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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