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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻5号

2007年05月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈教育〉

論文の書きかた(その1)

著者: 大澤進1

所属機関: 1九州大学医学部保健学科検査技術科学専攻生体情報学講座臨床化学研究室

ページ範囲:P.481 - P.483

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研究の目的と意義

 科学者は研究の成果を論文に投稿するが,ここで研究とは“よく調べて真理を究めること”を指す.つまり世の中に役立つか否かよりも,物事の真理を究めることが優先される.ここで取り扱う研究には,この本来の意味を持つ研究も含まれるが,実用上役立つような検討も研究として取り扱うことにする.

 “論文の書き方”について解説する前に,なぜ論文を書く必要があるのか.それは臨床検査や医学の分野において,臨床検査技師がお互いの検査技術や医学的知見の成果を論文へ発表し,その情報を共有することで,検査技術の向上を目指し,最終的に患者の医療に役立てることが目的と言える.また,自分自身の研究の記録にもなり,学術的な業績でもある.特に教職を目指す技師や大学病院などの研究機関に勤務する者にとっては重要な仕事である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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