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文献概要
検査じょうほう室 〈一般〉
髄液検査の標準化はどこまで進んでいるか
著者: 仲徹1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構関門医療センター研究検査科
ページ範囲:P.484 - P.485
文献購入ページに移動はじめに
脳脊髄液は髄液,リコール,cerebrospinal fluid(CSF)などと呼ばれており,髄液検査は一般検査部門において,迅速性を要求される検査の一つである.髄液は脳室の脈絡叢で1日に約1,000~1,500ml産生され,脳室,脊椎管内ならびにくも膜下腔を満たして循環し,中枢神経の保護,恒常性の維持,老廃物の処理などの役割を担っている.CTやMRIの画像診断とともに,中枢神経疾患診断において欠くことのできない検査法の一つである1).
脳脊髄液は髄液,リコール,cerebrospinal fluid(CSF)などと呼ばれており,髄液検査は一般検査部門において,迅速性を要求される検査の一つである.髄液は脳室の脈絡叢で1日に約1,000~1,500ml産生され,脳室,脊椎管内ならびにくも膜下腔を満たして循環し,中枢神経の保護,恒常性の維持,老廃物の処理などの役割を担っている.CTやMRIの画像診断とともに,中枢神経疾患診断において欠くことのできない検査法の一つである1).
参考文献
1)髄液検査法編集ワーキンググループ.髄液検査法2002.社団法人日本臨床衛生検査技師会,2002
2)http://www.pref.mie.jp/iryos/tokusitu/kijun41.pdf
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